【読書録】『佐久間宜行のずるい仕事術』

読書録を書く。

 

『佐久間宜行のずるい仕事術ー僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』

著者:佐久間宜行

発行所:ダイヤモンド社

2022年4月5日 第1刷発行

 

★★★★★

 

「ゴッドタン」などのバラエティ番組で知られられるテレビプロデューサーの著書。ラジオANN0パーソナリティ、脱サラしてフリーランスと活躍の幅を広げている。バラエティ番組プロデューサーがお堅いイメージのダイヤモンド社から自己啓発本を出したとは驚きでもあるし、ラジオリスナーの自分は「よく気づいた」と勝手にダイヤモンド社の評価を上げた。

 

想定を超えて中身はしっかりしていて普遍的に通じるところも多く、並の自己啓発本を軽く超える。丁寧なつくりで要点がハイライトされているのでパラパラと転読して目にとまったワードのところを熟読してもいい。速読しやすい本だ。読書がなじみがない方でも読みやすい構成になっている。

 

最も共感高いポイントは第4章マネジメント編 部下の仕事は「引き取らない」だった。部下の仕事を引き取るのは互いにラクだけど、そういう上司の下では伸びなかったと著者はいう。続く以下の文章は引用。

 

頭を使い、手を動かし、完成させる。

自分のアウトプットの最終責任を自分が引き取る。

その覚悟を持たないと、経験は血肉にならないし、「個」としてのスキルも身につかない。